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<title>picasonic tokyo2</title>
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<copyright>Copyright 2005</copyright>
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<title>TOKYO BLOG is COMING SOON !!!</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="wasennarch.jpg" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/wasennarch.jpg" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
しばらくお待ち下さい。</p>]]></description>
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<pubDate>Tue, 22 Nov 2005 23:13:03 +0900</pubDate>
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<title>一客入魂</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="moving.jpg" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/moving.jpg" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
複数の引っ越し業者さんを呼び寄せて、見積もりを依頼する日。結果から言うと、やはり話題の「<a  href="http://www.pro-exp.co.jp/" target="_blank" class="j1">プロレス運輸</a>」が、ダントツに盛り上がった。</p>

<p>まず見積もり担当者が、入ってくるなり「これサービスです。試合会場でしか売ってないんですよ！」とくれた缶ドリンクが『闘魂緑茶』ってとこからして、普通じゃない。</p>

<p>担当者は部屋の様子を「ふんふん」と眺め、「ここからここまでを20箱に収められたら勝ちですね！」って、勝ち負けか？ 引っ越しって…　「大丈夫です。お部屋が狭いからずいぶん荷物が多いように見えますけど、体育館に並べたらこんなのほんの少しですから」って、なんで体育館に並べなきゃならないのか。っていうか広さを表現するのに「体育館」って、あまり日常生活で使わないんだけど。</p>

<p>「とにかく、うちの引っ越しはハンパじゃないですから」え？ハンパじゃない、とおっしゃいますと…？「正直、わかんないんですよねー」わ、わかんないとおっしゃいますと…？「よく、すごく速いって言われるんですけど。その速いって言われるのが、社内ではトロいって言われてる人間だったりしますんで。私どもも、よくわからない」いや、わからないって言われても。「なにしろ引っ越しは大変です。下手すると離婚までいきますよ、皆さん」り、離婚ですか？「ええ。引越当日に私どもが玄関入りますと、ものすごいピリピリした表情なんですよね、皆さん。場合によっては荷造り、終わってなかったりして。ご夫婦が険悪になってて、あの人の荷物と一緒にしないでください！なんて奥さんに言われたりしてね。こっちもそんな喧嘩に巻き込まれたくないスから。うつむいて黙々と作業するしかないですよ。だから速いんですかね？」知らないよそんなこと。</p>

<p>とにかく、「引っ越しはプロレスだ！」のコピーに恥じることない、熱気あふれる営業トーク。さらに「ネット割引に加えて、お子さんいらっしゃるってことで、赤ちゃん割引もなんとかしましょう」「エアコンの脱着も割引で」とバンバン値引きしてくれる。最後に総額を指差して妻がおそるおそる「この半端分４千円も、なんとかなりませんか…」とふっかけてみると「うーーーーん」と苦渋の表情で色々試算したあげく「わかりました！ここは私の名前で。割引しちゃいましょう！」とどこまでもノリが良い。</p>

<p>その営業の熱さ、明るさにすっかり楽しくなってしまい、「即決します」と返事したところ、「それじゃですね」と何やらカタログを取り出してきた。「ロゴ入りの真っ赤なTシャツ、キャップ、それにプロレス運輸トラックのミニカーがありますが」えーと、じゃTシャツを…いやミニカーってのも記念になるかな。「いえいえ、これ全部ですよ。全部さしあげますから」あ、キャップはいらない…かな…「いやーちょっと前までは、試合のリングサイド・チケットもさしあげてたんですけどね。ほら橋本さんが」あ、こないだ亡くなった…。「ええ、ええ。あの件以来、チケットもプレミアついちゃって。さすがにさしあげる事ができなくなっちゃったんですよ」いや、まあ試合はその、とかこちらが口の中でモゴモゴ言ってる間に「ちょっと待っててください！」と玄関を出て行ったと思ったら「荷造り用に、どうぞ！」と段ボール40個も運んできてくれた。「プロレス運輸」とでっかいロゴ、そして「パワーエクスプレス！」とキャッチフレーズが入ってる（いくつキャッチフレーズがあるんだろう？）</p>

<p>「あ、荷造りテープも、もう１個いっときますか？」ええ、まあ…いただけるなら…「わかりました。ちょっと待っててください」って、額にものすごい大汗かいて息を切らしながら駆け出していったところをみると、４階の我が家から一気に階段駆け下りてまた登ってきたものと思われる。エレベータがあるのにもかかわらず。見積もりもプロレス…か！</p>

<p>担当者が帰った後も「すごいよねプロレス運輸！」「うーんやっぱり大事なのはノリだよね。人柄だよね」と夫婦二人でげらげら笑ってしまった。めんどくさいなあどうしようかなあと鬱々していた引っ越しが、今日の見積もりだけでやたら楽しくなってしまったのだから、これは良い買い物だったかもしれない。</p>

<p>ま、引っ越し自体が上手くいくかどうかは、また別の話なんだろうけど…。</p>

<p><br />
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*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。<br />
</p>]]></description>
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<pubDate>Mon, 08 Aug 2005 00:36:27 +0900</pubDate>
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<title>小人力</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="petonton.jpg" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/petonton.jpg" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
子どもは面白い。</p>

<p>壁の一点をじーっと見つめているので、何かと思うとそこにちょっと目立つシミがあったりする。ギターケースの錠前金具に異様に執心し、ずーっとカチャカチャいじっている。抱き上げてる当方の、短パンの腰ヒモを引っ張り出し、その先端をいつまでもくわえたりしゃぶったりしている。</p>

<p>といった具合に、我々にとって「存在しない」ものや、存在はするが何かの「機能」にすぎないものが、機能も記号もお約束も関係ない単なる「モノ」として彼の世界には立ち現われ、興味をひくようだ。彼の目線を追っていると、こちらも彼の「驚き」を共有することができる。たとえば、ただ単に蓋の開閉に必要な道具だと思っていたジョイント金具が、堅牢優雅で精密な動きを繰り返す小さなオブジェに見えてきたりする。</p>

<p>そんな時、たとえば芸術家とは要するにそのような人間なのではないかと思ったりする。我々が、あれはこういう意味だ、ああなってるからこうなってる、とわかったつもりになっている世界の仕組みについてのもっともらしい「理解」をいったんおいておいて、世界をあるがままに「見る」こと。「ひまわりは黄色」とか「空は青」といった常識の目でではなく、じぶんの目でひまわりや空を「発見」すること。</p>

<p>しかし、もし我々が子どもの真似をして、自分を取り囲む全ての事物を「あるがままに」見つめ続けたならば、その一つ一つの情報量に感覚器は圧倒され、まっすぐ歩くことすらできないだろう。「正常」な大人が、社会である程度効率よく生活を営んでいくためには、毎日いちいちひまわりや空の色に驚いているわけにはいかない。感覚に入力される情報を「記号」として割り切り、「意味」づけによって省略し、大雑把に処理することで、なんとかこの世界に立ち向かっているにすぎない。</p>

<p>そのようにして、日常をこなすために無理やり「とりあえず」の枠組みにつめこんだ、そうした「大雑把に処理された世界」像は、あくまで「とりあえず」であるから、常に破綻の危険をはらんでいる。いや、破綻させたくて皆うずうずしているのではないか。</p>

<p>会社帰りに居酒屋で一杯ひっかけるのも、パチンコで大金をスるのも、恋愛にハマるのも、スポーツでスカッとするのも、韓流ドラマに熱中するのも、ハンドルネームでチャットしまくるのも、電車の中でi-pod聴くのも、レッサーパンダ見たがるのも、ドラッグをキメるのも、ムシャクシャして人様の家に火をつけたりするのも、そんな「日常の中のプチ破綻願望」の様々なバリエーションにすぎないのではないか。うまく日常生活をこなしているように見えるけれど実のところ、この社会の誰もが「王様の耳はロバの耳！」と叫びたい気持ちでいっぱいなのではないか。そして、アーティストってのは、人々のそういった集合無意識をひょいとすくいあげて皆の代わりに叫んでしまうトリックスター、「王様は裸だ！」と無邪気に叫んだあの子どもなのではないか。</p>

<p>たとえば何年か前、初めて茶室体験をした時にも、そんな事を考えた。（ま、シャレというか、大人の遊びとして疑似体験しただけなんですが）　その時に「亭主」として茶会を催してくれた友人はこんな話をしてくれた。</p>

<p>茶というのは、要するにただ「茶を飲む」ということにつきるんだな。</p>

<p>ふだんの我々って、抜きがたく煩悩にとらわれているわけよ。目の前の仕事に集中しているようでも、案外いろんな雑事を考えながらやっているにすぎないって事が多いよね。お茶一杯だって、本当に「飲む事」そのものに集中するってのは、これはかなり難しいことですよ。味や香りをじっくり「聴きながら」、その時間だけは他のこと一切忘れて、ただ美味しく「茶を飲む」。</p>

<p>茶道にこれだけいろんな段取りやお約束や「型」が決まっているのは、要するに厳格なセッティングで「外側」から縛ることで、精神の「内側」に余計なことを考えさせない仕組みだと、僕は思いますね。茶道が、戦国時代の武将によって発展させられたというのも、そこに鍵がある。血なまぐさい日常の現実から、一瞬ではあれ完璧に脱出することができる「命の洗濯の場」として、茶室はどうしても必要だったんじゃないかな…</p>

<p></p>

<p></p>

<p></p>

<p>ふと見ると、子どもは一所懸命、ティッシュペーパーを箱から大量にむしり出し続けている。こらこらこら止めなさいって！　とあわてて止めながら、しかし頭の片隅では、ティッシュ全部、箱からスパッ！スパッ！スパッ！と取り出して部屋中にバラまいたら気持ちいいだろうな……なんて考えてしまう。いや、なんなら一箱と言わず何百箱ものティッシュを。一斉に空中にばらまくか！路上に！大空に！ビルの上から！飛行機から！いいじゃんいいじゃん面白いじゃん、やったれやってまえ……</p>

<p>というわけで、子どもと遊んでいる時の僕はついつい、ニコニコしてしまうのである。</p>

<p><br />
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*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/08/post_15.html</link>
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<pubDate>Mon, 01 Aug 2005 23:04:56 +0900</pubDate>
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<item>
<title>新しい夏</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="high.gif" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/high.gif" width="600" height="424" /></p>

<p><br />
ホテルを11時にチェックアウトする。既に日差しが強い。舗道を歩くだけで、背中に汗が滲んできた。思わずクーラーの効いた書店に飛び込む。新刊本など眺め、時間をつぶし、気づくと11時半を少し回っている。あわてて新梅田食道街へ。「松葉」の暖簾をくぐる。</p>

<p>開店からたかだか２、３分の間に、常連とおぼしきオヤジたちでカウンターは埋め尽くされている。そこに「すんません」とつぶやきながら、肩を半身に押し込んで場所を取る。ほとんどが一人客。話し声もなく、店内に流れるラジオの競馬ニュースが独特の雰囲気を醸し出す。初めてこの店を訪れた10年前と何ひとつ変わらない。そこが、いい。</p>

<p>店員が顔をこちらに向け「飲み物なんにします？」と聞くか聞かないかのタイミングで「瓶ビール。あと、豆腐」と答える。間髪入れずに中瓶が目の前にトンと置かれる。それを手酌でコップにトトトと注ぎ、喉に直角にクーッと流し込む。「プハァーーッ！」酒は酔うだけのためにあるのではない。キンキンに冷えたビールでキリッと目を醒ます、こんな朝も（昼近いけど）オツなものだ。目の前に大盛りされたキャベツを１枚抜いてかじりながら、さて何から行こう…　と考えるこの時間がたまらない。　目の前に「はい、トーフ」と、冷や奴が置かれた。</p>

<p>そういえば、この前来た時は湯豆腐だった。ここの湯豆腐ってのが、絶妙にシコシコした固さなんだ。しかし真っ黒な汁にドップと浸かった絵ヅラには、最初「これはちょっと醤油かけすぎなんじゃないの？」と不安になるが、ナニ濃いのは色だけ。さすがは大阪。絶妙のダシ味で薄ら甘じょっぱいこのタレが、豆腐にぴったりなのだ。いや豆腐をスポンジ代わりに、このタレを味わうのがメインと言っても良い。ネギ、ショウガ、唐辛子をたっぷりかけてこいつをパクつくと体が芯からあったまる。というわけで冬場この店に来る客のほとんどは、カウンターにつくなり何らかの酒に加えて、この「トーフ」を注文する。</p>

<p>しかし、冷や奴には残念ながらそれほどのありがたみがない。ツルッと冷たい感触は、確かに熱い食い物の合間に口中をさっぱりさせる箸休めとして、もちろん悪くはないのだが。寒い戸外から暖房の効いた店内に飛び込む、冷たいビールを流し込む、熱い豆腐を頬張る…という「寒、暖、冷、熱」の往復リズムが作り出す心地よいトランス感覚において、どうしても冬の味覚に軍配は上がらざるをえない。</p>

<p>が、しかし、つまりはまた夏が来たってことなんだよな。…と思い直す。正月やクリスマスではなく、誕生日でもなく、梅雨が明けて夏が来た時に「ああ、１年過ぎたんだな」と思うのが、当方の感覚。</p>

<p>そういえば高校生の頃、「ネロ」という詩を読んだ。（後で、これは谷川俊太郎氏が18歳の時に書いた処女詩集「20億年の孤独」の中の作品だと知った）死んだ飼い犬を悼むこの詩の中の</p>

<p>ネロ<br />
もうじきまた夏がやってくる<br />
しかしそれはお前のいた夏ではない<br />
また別の夏<br />
全く別の夏なのだ</p>

<p>というフレーズが好きだった。</p>

<p>そうなんだ。詩人にやってくる夏はネロのいた夏ではないだろうし、僕にやってくる夏は「去年の僕」がいた夏ではない。これからやってくる今年の夏ももう２度とは訪れないんだよなぁという淋しさが、さあ新しい季節がやって来たぞとワクワクする高揚感の中に、最初から織り込まれている感覚。それは、キャッホー海だぜ！と海水浴に繰り出すそのとき既に、夏の終わりの寂れた海の家の絵ヅラが透けて見えているような、明るさと切なさの同居。しっとり落ち着いた秋も、寒く冷たい冬も、全てが溌剌と動き出す春の陽気も与えてくれないそんな陰影が、夏という季節にはある。</p>

<p>新しい夏がやってくる<br />
そして新しいいろいろのことを僕は知ってゆく<br />
美しいこと　みにくいこと　僕を元気づけてくれるようなこと　<br />
僕をかなしくするようなこと<br />
そして僕は質問する<br />
いったい何だろう<br />
いったい何故だろう<br />
いったいどうするべきなのだろうと</p>

<p>いったい何故だろう、いったいどうするべきなのだろうと冷や奴に向かってブツブツつぶやいていると「はいウィンナ−、イカ、レンコン」目の前のトレイに串がテンポ良く並べられた。そうだここは串カツ屋だった。</p>

<p>我にかえって一串とり、カウンターのソース缶にドブンと浸けてかじりつく。「…あふ、あふふふ」生半可な熱さではない。さっそく上顎をヤケドしたようだ。あわててビールで口の中を洗う。はふう。キャベツを１枚、これもソースに浸してポリポリかじる。</p>

<p>このキャベツって奴が良いんだよなあ。次に何を食べようかと考える間、いや「何を食べようか考える間」と「カツを飲み込んだ直後の何も考えてない間」との間の、本当の意味で空白な時間を埋めるのに、これほど最適な食べ物はない。自分のリズムをとりかえす時間。投手にとってのロージンバッグのような。違うか。</p>

<p>キャベツには別の使い方もある。串カツ屋では「２度ヅケ厳禁」すなわち１回ソースにつけた串をもう１度ソースにつけるのは御法度、というのがセオリーなのだが、そうは言っても「しまった、つけ足りない！」という時はある。そんな非常時には、キャベツですくったソースをカツにチョピッとかければ良い。吸水性の良い青菜ッ葉じゃ、こうはいかない。表面ツルッとして水分をはじく、ざく切りキャベツならではの使い方だ。キャベツが千切りであってはいけない理由も、ここにある。（と勝手に憶測する）</p>

<p>ほのかな甘み。カリッとした歯ごたえ。カツの衣が口から奪う水分を補う意味でも、タンパク質と油脂を中心とする串カツのやや偏った栄養バランスに対してビタミンと繊維を補給する意味でも、串カツの相方はキャベツ以外ありえない。適材適所とはこのことだろう。</p>

<p>と、キャベツに向かってブツブツブツブツつぶやいていると揚げたての串が来た。「はい玉ネギ、うずら、茄子」はいはい食べますよ。食べなきゃ。いや義務じゃないんだけどさ。なにせ熱いとこ、いっとかなくちゃ。はふはふはふ。熱ツツツ。ビールビール。ごくごくごく。ふうう。どれ、またキャベツで間をとって、と…。</p>

<p>いや美味いな。これで１本100円ってんだから、ありがたいじゃないの。妻にも食わしてやりてぇなぁ。子どもには、さすがにまだ早いよな。ははは。そりゃそうだ赤ん坊に食えるわけがない。って、ちょっと酔ったかな。昼酒は効くっていうものな。しかし、食べたらすぐ新幹線、乗って帰らなきゃな。帰ったらいろいろやる事あるからな。でもあと一串ぐらいの時間は大丈夫だよな。けっこう仕事たまってるんだよな。あれ、ちょっと酔ったかな。「あ、お兄さん、こっちにウィンナーもう１個ちょうだい！ 」</p>

<p></p>

<p>今年も、新しい夏がやってくる。</p>

<p><br />
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*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/07/post_14.html</link>
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<pubDate>Tue, 26 Jul 2005 12:09:55 +0900</pubDate>
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<item>
<title>電車男</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="carthief.jpg" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/carthief.jpg" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
千葉県警捜査３課と千葉東署は２９日、自動車盗を繰り返していたとして住所不定、無職の小川一夫被告（５５）＝窃盗未遂罪で起訴＝を窃盗容疑で追送検した。千葉・神奈川の２県で１１０件、約３７００万円の被害が確認されており余罪を追及している。（中略）小川被告は盗んだ車内の現金などで各駅停車の電車に乗るのが趣味だったという。１９歳のころから盗みを繰り返し、仕事をしたことは一度もないといい、調べに対し「仕事をするのが嫌だった。電車に乗って外の景色をながめるのが好きだ」などと供述しているという。(毎日新聞 6月30日)</p>

<p><br />
自動車から盗んだ金で電車に乗り続けるパフォーマンス…。　モータリゼーション社会への警鐘か？（誤読）</p>

<p><br />
しかし「電車に乗って外の景色をながめるのが好きだ」なんちって１９歳から３６年間、盗みだけしながら電車で旅し続ける人生っていったい…。　凡人には想像もつかない境地ですね。放浪癖にもほどがある。「砂の器」か？</p>

<p><br />
--------------------------------------------------------------------------------<br />
*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/07/post_13.html</link>
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<pubDate>Thu, 07 Jul 2005 18:13:19 +0900</pubDate>
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<item>
<title>アルコールバトン</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="three.jpg" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/three.jpg" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
人様のアイディアを否定するだけで終わりというのは、当方の最も嫌いな似非（エッセ）クリティーク！否定するなら代案を考えるのが大人のスジってもんだろ、俺よ！　…と自分を恫喝する意味で、新たにバトンを作ってみようではないか。　ま、当方の考えつくのはこんなもんぐらいか…。</p>

<p><br />
1. 冷蔵庫に入ってるアルコールの量</p>

<p>　常備酒として当然入っているべき缶ビールは、ここんとこの熱帯夜続きで枯渇しちまったよ！今あるのは赤ワイン３本。しかしそのうち１本は料理用。１本は妻の所有物。残る我が品は、125mlのよく銘柄もわからないミニボトルだ…。ところで南イタリアでは夏、赤ワインを冷やしてオンザロックで飲むというのは本当ですか？＞誰か教えて</p>

<p><br />
2. 今飲んでいるアルコール</p>

<p>　今夜は飲んでない。しらふ。最近は２日にいっぺんは飲まない方針なのです!（自慢）</p>

<p><br />
3. 最後に飲んだアルコール</p>

<p>　あまりの蒸し暑さにコンビ二まで走って買った季節限定グアバチューハイ（「限定」とか「本日のお勧め」といった惹句に弱いのが飲み師の特徴）。10秒で飲み切ったので味はわからず。たぶん甘い南国の味なのだろう</p>

<p><br />
4. よく飲む、または特別な思い入れのある５種類のアルコール</p>

<p>　これは迷うね。種類ごとに整理してみよう。</p>

<p><br />
　a)　シャンパン</p>

<p>　何かと言えば「祝杯だ！」とシャンパンを開けようとして妻に叱られているのは当方です。祝う事がない日でも「シャンパンに乾杯だ！」などと自己言及意味不明な事を口走って乾杯。シャンパンってのは肉、魚、フレンチイタリアン中華に和食、何にでも合うという意味で実はきわめて大衆的だが、製法と値段は貴族的な酒だよね。ちなみに当方の好みはヴーヴ・クリコ。でも注がれりゃ何の銘柄でも美味しくいただく。要するに節操が無い。</p>

<p><br />
　b)　ビール</p>

<p>　何にでも合うという意味ではこっちの方がもちろん超大衆的。シャンパンや日本酒のような「甘み」を排除した上で、喉から内蔵までビリビリさせる炭酸のキレが必要な時は、確実にある。具体的に言えば風呂上がりとかライヴステージを降りた後とか。「とりあえずビールでも…」（相対ビール）の怠惰さの対極にある「ビールしかない！」（絶対ビール）な瞬間の美味さをキープするために日頃はビールを飲まない習慣、つけたいものである。ちなみに当方の好みはサッポロ。でも旅先では当然、そこの地ビール。要するに節操が無い。</p>

<p><br />
　c)　カクテル</p>

<p>　初めて入ったバーでバーテンダーの腕をためすカクテル、皆さんお持ちでしょう？（寿司屋で言えば酢〆モノ？）最もありそうなのはマティー二と思われるが、ジンとベルモットでは要素がミニマルすぎる気がしないでもない。シェイクというバーならではのパフォーマンスが観られないのも残念だし。当方の好みはダイキリ。フルーツの甘味・酸味・アルコールそして氷の配分にセンスがあらわれるという意味では、これ以外にもギムレットやホワイトレディなどの果汁入りショートドリンクスならよかろう。いずれも宵の口の一杯目に飲むのがとりわけ美味しい。だからって「わー、うまいうまい」とカパカパ飲んでしまい、腕をためしていた事じたい忘れてしまいがちなのが当方の弱点ではある。</p>

<p><br />
　d)　日本酒</p>

<p>　ともあれ和食にはやはり日本酒がいちばん。左党の方は辛口好みが多いとは思いますが、当方はちょいと甘口、いや旨口で、フルーティな香りが漂い、後味爽やかなものが好き。銘柄で言うと「八海山」（人気の高い本醸造ではなく、大吟醸の方）か「出羽桜」。しかし飲んでると口が甘くなってくるのは避けられないので、小瓶のビールなど側に置いておいて時々チェイサーに飲むってのも贅沢。それにしても蕎麦屋、うなぎ屋、寿司屋などトラッドな店に限って、置いてある酒は大手メーカーの三増酒だったりするのはどうしたことでしょうね？そんな疑問を持ちつつも、迷いなくその酒を「熱燗でネ！」なんてすかさず頼む当方は、要するに節操が無い。</p>

<p><br />
　e)　ウィスキー</p>

<p>　最近、ウィスキー飲む人って少ないような気がしませんか？　当方の学生時代はバーボンをロックやソーダで飲むのが流行りだったなー。今日びウィスキー飲むと言えば、アイレイ・モルトをストレートで舐めるとか、丸い大きな氷を１個入れてとか、食事で言えば「美食」の位置づけになっちゃってる気がするけど、当方の好みは古風に「ジョニ黒」＝ジョニーウォーカー・ブラックラベル。氷は入れず、水か炭酸水で割るのが好き。シングルモルトの緊張感も良いけど、ブレンデッド・ウィスキーならではのはんなりした味でリラックスってのも捨てがたいものです。さらに言えば、新幹線で飲む「トリス」ポケット瓶の、鼻にツーン喉にカーンとくる感じだってなかなか悪くないもんですよね…って、つまり要するに、アルコールに関しては本当に節操が無いんだな、当方…。　バトンも何も…。</p>

<p><br />
5. バトンを渡す5人</p>

<p>さあこれを読んでいて「ちょっと待った！　俺の好きな酒はなぁ…」と語りたくなったバッカスの氏子さんならどなたでも。受け取って下さい、このバトン。</p>

<p><br />
--------------------------------------------------------------------------------<br />
*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。<br />
</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/07/post_12.html</link>
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<pubDate>Tue, 05 Jul 2005 10:45:45 +0900</pubDate>
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<item>
<title>助詞問題</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="tono.gif" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/tono.gif" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
他人のブログやネットテキストを読んでいて、異様に気になる言い回しがある。<br />
テレビ番組について、</p>

<p>「昨夜『底抜け脱線ゲーム』がやっていた」<br />
「テレビで『怪物ランド』がやっていた」</p>

<p>と、「○○○がやっていた」という書き方をしている人が意外に多いのだ。いや多数派と言っても良いかもしれないな。主語として変ではないのか。番組が何かをやるわけではなく、テレビ局が番組を放映するわけだから、これは</p>

<p>「昨夜、『底抜け脱線ゲーム』をやっていた」<br />
「テレビで『怪物ランド』をやっていた」</p>

<p>と言うべきではないのか？</p>

<p>「正しい日本語」にことさら興味あるわけではないが、この助詞の使い方だけはどうも気持ち悪く感じられるんだなー。それとも当方の論理の方が間違ってる？　この問題についてご意見のある方、ぜひともご教示ください。</p>

<p><br />
--------------------------------------------------------------------------------<br />
*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/06/post_11.html</link>
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<pubDate>Wed, 15 Jun 2005 19:53:06 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>インテリアと音楽</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="bgm.jpg" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/bgm.jpg" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
旧知の編集者から、インテリアデザイン関連のムックに記事を依頼された。「木目の中に赤の特殊効果が映える重厚美な世界」や「上質なベージュでまとめた心地よいリゾート空間」や「ミッドセンチュリーアイテムで調和させる大人の住景観」といったオシャレな部屋空間に、BGMとしてふさわしいCDをみつくろうという企画。今の時代「部屋にあわせてBGMを流す」という作為的な行為自体、ちょっといかがなものかと思いもするが。</p>

<p><br />
いやあわてて反省すれば、当方もさんざんそういう企画性にこだわってきたクチです。トイレの照明は青、寝室は赤…なんて演出したり。正月だからBGMはやっぱ琴で「春の海」かね、なんて選んだり。「典型」「類型」をあえて演じるのが楽しい時期もあったさ。それだけに今となってはコッ恥ずかしい。バブル期あちこちにあった「不時着した宇宙船を模したクラブ」だの「砂漠のオアシスリゾートに出現したラウンジレストラン」だのといったテーマパーク型・コンセプト先行・空間デザイナープロデュース物件のやり方を、居住空間という日常の中に今さら持ち込むのもなんだかなあ、という照れがある。</p>

<p><br />
しかし、これはあくまで誌上のゲーム。どうせ我が家は、部屋にいるとき音楽を流すとかTVをつけておくといった風習とは無縁だし。あくまで空想の範疇で、「こんな部屋にこんな音、流れてたらどうよ？」と遊ぶのは、それはそれで楽しかろう。</p>

<p><br />
ま、どうせゲームなら、それぞれの部屋が「コンクリート打ちっぱなしの壁にはバドワイザーのネオンライト、天井からはBOSEの小型スピーカを吊り下げた'80sカフェバー部屋」とか「血に染まった壁に防音扉、インテリアに三角木馬と鉄の処女をあしらった拷問部屋」とか「腐った畳に万年床、押し入れにはサルマタケが大量発生した男子学生の下宿」ぐらいキャラが立っていれば、逆に選曲もしやすいのだが。さすがにそこまでイメージプレイに徹した非現実的な部屋というのもなく、今どきの30代一部上場企業企画部広報課勤務独身者が居住してそうな、どれもそこそこフツーにキレイでオシャレなのである。</p>

<p><br />
結局「居住性」「清潔感」「時代の空気」といった最大公約数を前提とすると、意匠はどうあれ結果的には大差ない空間ができてしまうということか。しかし空間の「色」をガラリと変える事ができるのはサウンドの持つ大きな力。同じ服を着ていても香りが白檀とプワゾンでは人格まで違って見えるように、流れるサウンド次第で同じような空間でも雰囲気はガラリと変わるはず。…と信じて、それぞれの部屋に似合った音を「見立て」てみようと思う。〆切は来週。</p>

<p><br />
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*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/05/post_10.html</link>
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<pubDate>Mon, 23 May 2005 22:26:40 +0900</pubDate>
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<item>
<title>占いは信じないんだってば</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="smoke.gif" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/smoke.gif" width="600" height="445" /></p>

<p><br />
占いに興味のない当方ではあるが、ふと科学的調査の衣をまとった限りなく占いに近い報告を発見してしまった。</p>

<p>この度、イギリスにて行なわれた研究によると、夏に生まれた人は冬に生まれた人に比べて自分のことを幸運であると考え、人生に対して明るいヴィジョンを持っているという傾向が明らかになったとのこと。今回の研究はウェブ上でアンケート形式で行われ、凡そ4万人以上が回答。その結果、1月から12月までのうち、５月に生まれた人が最も自分の事を幸福であると考える傾向があり、逆に10月に生まれた人が最も自分自身の人生に対してネガティブに考える傾向があるという結果が出た。</p>

<p>　（中略）研究を行ったハートフォードシア大学心理学博士リチャード・ワイズマン教授は今回の研究をエジンバラで行われた国際科学フェスティバルの期間中に行い、最終日のミーティングでその集計結果を報告した。</p>

<p>　（中略）博士はその結果を受けて、5月に誕生した人は、即ち夏の始まりに生まれているため、生後6ヶ月間を夏の中で過ごすのに対し、10月に誕生した人は生後6ヶ月間を冬の中で過ごさなければいけなくなるということを指摘している。</p>

<p>　（BBS NEWS 2004年4月14日〜翻訳記事はx51.orgより）</p>

<p><br />
くーーーー、そうですかそれで10月生まれの当方はこんなに暗くネチネチ物事を考えこみネットでこんな記事を見つけては落ちている小心者なのですか。しかし自分がなぜこんなに夏や南方が好きで冬や雪や雨が嫌いか、わかった気がするぞ。生まれ育ったのも雪国だし。（←暗示にかかりやすいタイプ）</p>

<p><br />
しかし不幸中の幸いは我が息子が一応、夏の生まれってことだ。Don't you worry!　心配御無用。父親の分まで明るく生きてほしいものである。</p>

<p><br />
さて、これを読んでいるアナタは夏の生まれですか？冬の生まれですか？</p>

<p><br />
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*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/05/post_9.html</link>
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<pubDate>Sat, 21 May 2005 19:24:38 +0900</pubDate>
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<item>
<title>HANA-GE</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="hanage.gif" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/hanage.gif" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
鼻毛が大変なことになっている。</p>

<p>誰にでも生えているが誰もがそんなの生えてないもんねって顔して隠蔽しているヘアー、それが鼻毛。その危うさは陰毛の費ではない。偉そうに講釈たれても鼻毛が１本出てただけで「〜　終了　〜」って感じ。何の説得力もない。理不尽な戦争への怒りを叫ぼうと、ダライラマと宗教について語ろうと、「別れの切符を持っているのは女性の方だから…「<a href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c0%d0%c5%c4%bd%e3%b0%ec"　class="j6_w"　 target="_blank">(c)石田純一）</a>」と寂しげに笑おうと、鼻毛が全てをだいなしにする。</p>

<p>ふと当方の顔を見て「うわー、鼻毛が！！！！！」と驚愕する妻。あわてて鏡を見るとびっしり密生するそれ（イメージキャラクター：バカボンのパパ）。あわてて妻にせがみ、切ってもらう。いつからそこにあるのかいつの間に成長したのか。排気ガスで一杯の東京の空気への、身体のささやかな抵抗なのかこれは。中に数本の白毛が混じっているのがことさらマヌケな印象を煽る。（しかし外国人、特に欧米の方はなぜか案外、鼻毛には寛容なようで、彫りの深い二枚目なのに鼻毛だけはびっしりと伸びてる人、なんてのがよくいるが、あれはやはり体毛の色が薄いから肌色となじんであまり気にならないのだろうか。だったら鼻毛もぜんぶ白毛になったら気にならないのか？）</p>

<p>一人暮らしでなくて良かったと心底思うのは、たとえばこんな時である。一日平均たぶん３分程度しか鏡を見ない当方（洗顔、歯磨きの時に一瞬ちらりと見て、ひげ剃りの時じっと見て、髪を整える時なんとなく眺めるぐらい…か？）。一人だったら唇に届くぐらい伸びるまで気がつかないという事も多いにあり得る。指摘されなければ自分がそこに立っていると気づかないまま奈落の淵へと刻一刻、自動的に運ばれていく不条理。日に日に伸びる鼻毛とはそういうことだ。現代の悲劇、鼻毛。</p>

<p>調べていたら、こんなサイトを発見した。（鼻毛が伸びている事よりも鼻毛について調べていることの方がさらにマヌケな気がしないでもないが）<a href="http://www.geocities.co.jp/Berkeley-Labo/1381/hanage/hanage.html"　class="j6_w"　 target="_blank">「鼻毛のごまかし方」</a>。まさに待ち望んだ講座である。ここに紹介されている様々な「ごまかし方」の中で、当方は「長い髪の毛を垂らして隠すカモフラージュ法」というのが気に入った。これこそ鼻毛業界におけるコペルニクス的転換ではないか！　「木を隠すなら森へ」か！</p>

<p>そう言えばエドガー・アラン・ポーの小説「盗まれた手紙」には、いかにもそれらしい場所に隠す事をしなかったがゆえに警察には見つける事のできなかった手紙、という主題が出てくる。どんな事であれ、シンプルな方法ほど意外に効果的だったりするのは皆さん経験からご存知のはず。という意味ではここに書かれた「鼻毛のごまかし方」以外にも、たとえば猿人のように「顔じゅうに剛毛を生やして鼻毛を目立たなくする」方法などの手段があるのではないか。（ん？　ヒゲを伸ばせば良いだけのことか…？）</p>

<p>（ちなみにこの小説、推理小説の元祖というふれこみで子どもの頃などに読んだおぼえのある方も多いのでは？　しかしあらためて読み直すと、ミステリーの追求というよりも、それを巡る衒学的な"語り"自体がテーマとなっている不思議なテキストとして、たいへん面白い。そのせいかジャック・ラカンの『エクリ』や、ロラン・バルトの『物語の構造分析』など、記号論の世界でもたびたびとりあげられているようだ。インターネット図書館<a href="http://www.aozora.gr.jp/cards/000094/files/42338_15651.html"　class="j6_w"　 target="_blank">「青空文庫」</a>で全文読めます。）</p>

<p><br />
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*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/04/hanage.html</link>
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<pubDate>Sat, 16 Apr 2005 23:18:59 +0900</pubDate>
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<item>
<title>道路族</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="map.gif" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/map.gif" width="600" height="440" /></p>

<p><br />
「カーナビのおかげでシロートまで裏道に入ってくるようになっちゃって、まいってんスよね」なんてタクシー運転手もぼやく昨今だが、いやはや認識が甘かった。ナビゲーションなんかでは検索できない知恵と経験と霊感の結晶、それが「抜け道」の世界。（『ここからこう抜けたら速いんじゃないか？』というヒラメキって実際、インスピレーションの領域という気がする）都内の道にも、まだまだ研究の余地があるようだ。自分もそこそこオタクだと思っていたが、やはり世の中どの世界にもコアな方はいらっしゃるもので、<a href="http://www.aurora.dti.ne.jp/%7Erap/x.nukemiti.top.html"　class="j6_w"　 target="_blank">こんなページ</a>を発見。</p>

<p></p>

<p>鎗ヶ崎関連という意味では、この六本木-恵比寿間の抜け方など、めちゃめちゃ細かすぎて感涙!!!!!!!　「青山墓地抜け」ぐらいは誰もが考えつくけれど、六本木通りを過ぎてからの「国学院-広尾高校裏道まわり」はちょっと目からウロコ（知ってる人は知ってたのか？）。もちろんこれは「六本木から恵比寿？六本木通りから駒沢通りに出れば良いんでしょ？」なんてノンキに構えているドライバーの方には全く関係のない話だ。肝心なのは時間短縮ではない（実際、距離的には遠まわりになるので渋滞時間帯以外は本当に速いのかどうか…？）。「なるほど、こう行けばこう抜けられるのか！」というアイディア。道路という公共空間を私的に読みかえる、その創造性こそを賛美しようではないか！</p>

<p></p>

<p>……いかんいかん道の話になるとどうも声が大きくなる（←オタクの特徴）。興味のない人、こんな事チマチマ考えたりしてるより、パッと走った方が速いやんか！とお考えの方には本ッ当にどうでも良い話だよね。</p>

<p></p>

<p>ちなみに多摩地区に関してはこちらの「<a　href="http://www.and.or.jp/%7Eruino/Nukemichi/" class="j6_w" target="_blank">Internet 抜け道マップ - 西東京篇 -</a>」もお勧め。要所要所にドライバーズ・アイな写真があって、わかりやすい。地区的に、使う機会がほとんど無いのが残念だけど…（抜け道を走るためだけに、こんど多摩地区ドライヴしてみようかな？　←本末転倒）</p>

<p><br />
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*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/04/post_8.html</link>
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<pubDate>Sat, 02 Apr 2005 22:59:52 +0900</pubDate>
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<item>
<title>寝るか</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="sleep.gif" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/sleep.gif" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
国際調査会社ＡＣニールセンはこのほど、アジア、欧州、北米の計２８カ国・地域で行った「各国睡眠事情」の調査結果を発表した。（中略）その結果、日本について特徴的なのが「睡眠時間」で、実に８１％が「７時間以下」と回答、これに続くインドネシアと韓国の７８％を３ポイントも引き離している。さらに、日本の場合、「５時間以下」が５％、「６時間」が３６％に上っており、起きている時間を有効利用しているかどうかは別にして、アジアの他国・地域の人たちと比べ「短時間睡眠」での日常を送っていることが判明した。（中略）これとは対照的なのが南半球の先進国オーストラリアとニュージーランドだ。両国で「８時間以上」の睡眠をとると回答したのは、それぞれ７３%、７０％に達した。（2005年3月17日）</p>

<p></p>

<p><br />
そうだよ！　日本人眠らなすぎだよ！　俺みたいにグーグー眠ろうよ、みんな！</p>

<p></p>

<p>……オーストラリアに移住しろってか…</p>

<p><br />
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*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/03/post_7.html</link>
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<category></category>
<pubDate>Fri, 25 Mar 2005 12:18:44 +0900</pubDate>
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<item>
<title>禁酒</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="absente.jpg" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/absente.jpg" width="600" height="450" /></p>

<p></p>

<p>「禁酒」とは「禁断の酒」の略である。（嘘）</p>

<p>中毒性があるとして、発祥の地スイスで約１世紀にわたり禁止されていた蒸留酒「アブサン」が１日、正式に解禁された。１９世紀から２０世紀初頭にかけてフランスを中心に欧州で大流行し、ランボー、ボードレール、ゴッホら詩人、画家のインスピレーションの源になったともいわれるが、幻覚症状を起こすなどとして、各国で非合法化された。しかし近年「科学的に見て問題ない」と結論付けられ、再び市場に出ることになった。（時事通信 - 3月1日）</p>

<p><br />
これを快挙と言わずして何をか言わんや。日本全国のアルコホリスト諸兄同様、当方も思わず釘付けになっちまったこのニュース。ここにも書かれてあるように数々の芸術家が愛飲した伝説の酒として、あるいは日本ではむしろ水島新司先生の野球漫画のタイトルとして、さらには坂本龍一氏が長髪髭面の若者だった頃「あぶ」と呼ばれていたという逸話などから（知らんか誰もそんなトリビア）「何か知らないけど強くてヤバい酒なんだろーなー」と思ってた方、多いのでは？</p>

<p>だいたい酒飲みってヤツは、アルコールは強ければ強いほど、ドライであればあるほど、エラいと思ってるふしがある。（例としてドライマティーニの話を始めると…　日記が終わらなくなっちまうのでやめときますが（笑））ランボーがこれ飲んでアフリカに家出しちまったとか、19世紀にはこれ飲んで何千人も発狂したとか聞くと（本当かよ）これはもう飲む麻薬か？アルコール度数が90度も100度もある、とんでもない火酒なのではないか？と思ってしまいますわな。あげく発売禁止になったということで、軟弱な現代に生きる我々としてはアブサンのディフュージョン・ラインと言われるウゾやペルノでも飲んで、古き良き（酔き）時代に思いを馳せるしか許されなかったわけだ。両切りのゴロワーズに思いを馳せながら吸うマイルドセブンライトみたいなものか？（←煙草吸わないので全然でたらめ）</p>

<p>しかしこれが実は大して強いものでも危ないものでもなかったというのが伝説の酒の「伝説」たるゆえんか。まあ５５度でも相当に強い方ではあるが、ウォッカとかスピリタスとか、上には上がありますからね。しかし、酒飲みの心理としてはよくわかる。要するに「逃がした魚は大きい」の原理だよね。手に入らないとなると、とたんにその酒が美味そうに思えて、飲みたくて飲みたくてしょうがなくなるのが呑み助ってものだ。そんなところから酒場で噂話だけが膨らんでいったに違いない。そうに決まってる。</p>

<p>「あのアブサンという酒、この世の物とも思えない美味さらしいですぞ」<br />
「さぞかし強いんでしょうなあ」<br />
「そりゃあもうアナタ、あのゴッホがこれ飲んで自分の耳を切り落としたぐらいですぞ」<br />
「ゴッホは酒以前に精神を病んでいたんではないですかな」<br />
「そんな事ぁいいの！　とにかくそのぐらいヤバい酒だちゅう事です」<br />
「ニガヨモギを使った酒と聞いてますが。ペルノとは違うんですかね」<br />
「あんなものアナタ、アブサンに比べれば青汁みたいなもんですわ。ワインと葡萄ジュースぐらい違いますよ」<br />
「はあ、そんなものですか。飲んでみたいものですな」<br />
「飲んでみたい飲んでみたい」</p>

<p>しかし、これほど巧妙なプレミアの付け方もないかもしれない。なにせ100年かけて飢餓感を煽ったわけだから売れますよこれは全世界的に。買うなら今だ！！！！！！！！</p>

<p><br />
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 *このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/03/post_5.html</link>
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<category></category>
<pubDate>Fri, 11 Mar 2005 00:05:54 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>混入</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="problem.jpg" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/problem.jpg" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
埼玉県狭山市入間川の「西友狭山市駅前店」で買ったフライドチキンの中に針が４本入っており、購入した同県川越市の男性（４３）が、食べた際にのみ込み、口にけがをしていたことが、２３日分かった。同店でいなり寿司を買った客からも針が入っていたとの連絡があり、狭山署が威力業務妨害と傷害などの疑いで捜査している。（時事通信 - 2月23日）</p>

<p>＊　＊　＊</p>

<p>社会がどのような施策をとろうと、人口あたりの犯罪者の割合はそれほど変わらないという説を聞いた事がある。もちろん極端な独裁国家や、ちょっとした窃盗でも死刑になる絶対主義国家などでは話はまた違うとは思うけど。そういう事なんじゃないのか、この手の「混入」事件って。何年かに１度、忘れた頃に必ずニュースで見かけるネタである。</p>

<p>スーパーやコンビ二など商品を陳列してある場所で、その商品に何か仕掛けるというこうした悪質な愉快犯を防止するのは、かなり難しいのではないか。テロと同じで、仕掛ける側はいつどんな方法ででも攻撃できるが、警備する側は２４時間あらゆる方面に目を光らせなければならないのだから、圧倒的に不利というものだ。そう言えば伊丹十三監督『タンポポ』の中でも、スーパーで桃などの柔らかい果物にギューッと指の跡を残してはほくそ笑む変なお婆さんのエピソードがあった。</p>

<p>さらには「逆万引き」というか、持って来た何かを売り場に勝手に置いていくという悪戯もあるだろう。いや気づかれていないだけで既にそんなこと多発しているのかもしれないぞ？待てよ、ひょっとして今日買ってきたこのヨーグルト、中身が賞味期限の切れたものとすり替えられていたりしないだろうな。そう言えばなんだかちょっと臭いが変だぞ？いや待て、その後で買ったスニーカーにまさか画鋲なんて入ってないだろうな、郵便受けに入ってた小包、爆弾じゃないだろうな？まさかまさかウワアアアアア！！！！！！……と僕やアナタが発狂しないで済んでいるのは、天災や犯罪と同じで、とりあえず自分だけは大丈夫そんな目に合うこたぁないさという根拠のない自信のおかげだ。しかし現実にはアナタのすぐ横に、暗い穴がポッカリと口を開けているかもしれませんよ……</p>

<p>ずいぶん前に、近所の丼メシ屋で食事をしたことがある。どういう事情だったのか忘れたが早朝から妻と並んでカウンターに座り、妻は朝定食、僕は牛丼を頼んだ。駅に近いせいか、朝から意外に混んでいてカウンターはほぼ満席。長髪の若者、ジャンパー着たオヤジ、学生カップル、わけありげなお姉さん……およそ脈絡のない人々が黙々とそれぞれの食事に専心している様子は、都会の朝の一断面としてけっこう好きな風景である。その時、カウンターの向かいに座った中年男が大声を出した。<br />
「ちょっと！」<br />
店員が歩み寄った。<br />
「ハイ？」<br />
男は丼を指差して<br />
「虫、入ってんだけど」<br />
僕は思わず口の中のメシを吹き出しそうになった。隣の妻の、箸を持つ手が止まった。<br />
店員はしかし、顔色ひとつ変えずに<br />
「あ、はい」<br />
サッとその丼を取り上げて厨房に戻っていった。１５秒後、戻ってきた店員は何事もなかったように<br />
「ハイ」<br />
と新しい丼を男の目の前に置いた。男も、まったく何事もなかったように再び箸を取る。謝罪の言葉ひとつなしで、あまりにそっけなく機敏なこの店員の対応はどういうわけだ？（しかも彼が口にした言葉は『ハイ』だけだ）そして憤慨ひとつせずに新たな丼さえもらえば食事にすぐ戻るこの客はいったいどういう神経なのか？　この異様な光景が意味していることはただ一つ。この店ではこのような事件など「事件」でもなんでもなく、ごくありふれた出来事なのだ。僕は再び自分の丼に箸をつけながら、目の前の白米の中に黒くて油光りした大きな甲虫が２、３匹、ゴソゴソッと蠢いている映像を、頭の中に思い浮かべた。</p>

<p>それ以来、僕たち夫婦はその店で食事をしていない。</p>

<p><br />
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*このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/03/post_6.html</link>
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<category></category>
<pubDate>Tue, 01 Mar 2005 00:18:47 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>私の耳は都市の耳</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="olympic.jpg" src="http://picasonic.com/journal6_w/archives/olympic.jpg" width="600" height="450" /></p>

<p><br />
私の耳は都市の耳、、、<br />
というのは今は亡き如月小春さんの本のタイトル。もう売ってませんが見かけたらぜひご一読を。80年代半ばの東京にタイムスリップできます。（岡崎京子『東京ガールズブラボー』も同じ理由でおすすめ）</p>

<p>NY市の<a href= "http://www.nyc2012.com/media/hi/qt/bugler_120.mov"style="text-decoration:none;" target="_blank" class="j6_w"embed>2012年オリンピック誘致CM</a>が面白い。</p>

<p>早朝から夜明けまで、NYの一日を描いた2分間のフィルム。公園で踊るヒップホップくん、サックス吹きの兄ちゃん、シンフォニーオーケストラ、ジャズクラブ、野球場のオルガン、ライヴハウスのパンクバンドまで、それぞれが奏でるメロディを巧妙につなぎ合わせ、一種の音楽空間として都市の風景を追っていくドキュメンタリー風のモノクロ映像だ。やはりモノクロで撮られたウッディ・アレンの「マンハッタン」など、この街を描いた多くの映画を思い出させる、ちょっとノスタルジックでセンチメンタルな作品に仕上がっている。</p>

<p></p>

<p>CM音楽を手がけている身として感心したのは、音楽以外にも汽笛、鐘、ホイッスル、自動車、列車、馬車、シグナル音といった都市のノイズを、さりげなく音程を合わせて音楽の一部に使うテクニック。ギミックとして面白いのではない。ふだんはバラバラな出来事や単なる環境として見過ごされているディティールを、「街」という共同体を構成する一つ一つの大事な要素と捉えている制作者の視点が（それはストリートミュージシャンから交響楽団までNY市民として対等に愛している温かな目線でもある）こうした音の使い方から伝わってくるところが、気に入ったのだ。</p>

<p></p>

<p>理屈による説得ではなく、「ええやろ？この街」と肩に手を置くようなこうしたフィルムが、果たしてオリンピックの誘致広告として有効かどうかは知らないが、観光客へのアピールとして上出来なのではないか。少なくとも僕は、これを観てNYに行ってみたくなった。</p>

<p><br />
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 *このコラムは、執筆＝ヲノサトル、絵＝坂東慶一で進行しております。</p>]]></description>
<link>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/02/post_4.html</link>
<guid>http://picasonic.com/journal6_w/archives/2005/02/post_4.html</guid>
<category></category>
<pubDate>Wed, 23 Feb 2005 14:33:29 +0900</pubDate>
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