2006年02月25日
お決まりのコース

ほとんど習慣化してきた週末の「スケベ人間詣で」。
天気の良い週末は迷う事なくトラムに飛び乗って約15分、そこはもう海。
、、こう書くと不動産デベロッパー新築マンションの安っぽいコピーみたいだけど。
まあそれは良いとして、とにかく海、海。
風はまだ冷たいんだけど、到着するなりブローチェと言うコッペパンみたいなのにサーモンをはさんでもらい、それを潮風のトッピングで食す。ばかうま。
海岸沿いをiPODなんか聴きながらひたすらに歩く。しばらくすると遂に前方からスケベ人間ご本人が現れる、というのは嘘。そんな妄想を膨らませ頭の中を空っぽにし、音に身体を純化させながらズンズンと進むのは良いものだ。平日の澱みを大気に解放させる。
しかしいったいあと何回ぐらい来たらスケベ人間本人に逢えるのだろうか、もしかしたら今頃は浜松辺りの砂丘にいたりして。
2006年02月22日
なんでも四角フィルター

ドラえもんならこう言うね。
パカパカ〜「なんでも四角フィルター!」
これをかけるとね、何でも四角くなっちゃうんだよ。
そうなんです、たびたび報告してますがオランダ人は本当、四角好き。
アート方面だとリートフェルトやモンドリアン。土地や街、家、家具に至まで、すべてをグリッドでデザインする感覚、例を挙げるときりがない。
帰ろうと思ってミーティングルームを横切ると、オフィスの同僚デニス君がひとりハイネケンビールを飲みながら「スポンジボブ」(注:アメリカのキッズのハートをがっちりとつかんでいる、もはや国民的キャラクター)を見ていた。
「日本だとスポンジボブ」ってどう呼ぶんだ?
「スポンジボブはスポンジボブだよ。」
「そうなのか!?」
世界一どーでもよい会話。
そう言えばこっちも黄色くって四角いキャラクターだったな。
2006年02月21日
やっと逢えた

当ブログを以前から読んでくれている方ならば分かるかも知れませんが、出国前に横浜での展覧会を企画したイラク人アーティストの アリ・ラシッドさんにようやく逢うことができた。
今まで写真でしか見た事のなかったキャンバスの作品群から発せられる呼吸は、静謐な雰囲気に満ちていた。壁にかけられたアメリカ軍の空爆によって亡くなった弟さんの写真が、ひたすらに悲しかった。テロ-報復、そしてメディアの報道という終わり無く繰り返される一連の流れの中で、眼前を猛スピードで流れ去る情報よりも、さりげなく彼の人柄や作品に触れる事、こうして静かに食卓を囲む事で、まだ見ぬイラクという国の歴史と文化に少しだけ触れられた夜だった。
2006年02月20日
オランダの病院

以前当ブログで紹介したドイツからのインターンのスザンナの様子がおかしい。具合悪いの?と聞くと心臓がドキドキすると言う。オフィスのみんなで相談した結果、キャブを呼んで僕が付き添う事に。オランダ人は滅多な事で病院へは行かないと聞いていたので、彼らが言うのだから念のためという感じになった。前に熱が出て病院に行った別の友人は、オレンジを沢山食べなさい、と言われて帰って来た。まあ、病は気からというし、それも一理あるんだけどね。で、お医者さんに彼女の病状を伝えて、血圧、血液、レントゲンと一通りの検査を受けさせる。なんだか保護者気分、実際そういう歳ですが。結局どこにも異常は見つからなくてほっとした、安心料という奴だ。彼女を待つ間具合の悪そうなオランダ人に囲まれて、病院の急患用のロビーでオリンピックをぼんやりと眺めていたら、ふと自分はここで何をしているんだろう?という気持ちになった。
2006年02月17日
タテイトヨコイト

ハーグから1時間ちょい、インターシティに乗ってTilgurgのテキスタイルミュージアムへ。自身のテキスタイルブランドで活躍している友人のユージーンさん(ん?)が、今日から始まる刺繍の企画展オープニングパーティに誘ってくれたのだ。かつては縫製工場で栄えたこの町も、例に漏れず安価な中国製品の台頭により衰退してしまったらしい、あちこちで起きている現象だけど。
このミュージアムの特徴は、展示スペースに隣接された工場が実際に稼働している点。工場の付属施設としておまけ的にギャラリーを保有する例は多いですが、こっちは美術館側からのアプローチ。感じるのは、こういう施設の市民への啓蒙活動が、社会の中でうまく機能しているとこ。何より楽しんで仕事をしている大人がいっぱいいるのがいちばん良いです。
2006年02月15日
鼻炎ナーレ

なつかしの珍客がベルリンと東京から我が家に滞在、AKとTKと久しぶりの四方山話に鼻が咲くー鼻炎トリオ再会編。彼らがどうしても「スケベ人間」が見たいとのたっての希望でスケベニンゲンビーチへ。そもそもスケベ人間に人格は無い、、鼻炎ナーレだけに次に逢えるのは2年後か!?
2006年02月12日
2006年02月11日
ミッフィーちゃーん

ハーグから約40分、電車にゆられゆられてユトレヒト、初めてだったのです。夜半のコンサート目的だったのですが、せっかく行くんなら美術館のひとつでもという事になり、リートフェルトと ディック・ブルーナ さんのコレクションがあるセントラルミュージアムへ。ここがなかなか面白い美術館で、規模はそれほどでもないのですが、うなぎの寝床のように細長い迷路のような展示室が続いています。ブルーナさんコレクションは現在別館にオープン準備中という事で、残念ながら家主のいないおうちがひとつ、ぽつん。資料室に置かれた引き出しを開けると、なんと原画が無造作に!いいんかい?カフェもインテリアとか頑張りすぎてなくって好印象。ちなみにこのカフェは リチャード・ハッテン というドローグデザインのデザイナーが手がけたらしいです。僕の解釈だと、オランダのデザインの特徴はデザイン過多に陥らないで、うまいところに落ち着いていて「質素」で「堅実」です。そして夜はお待ちかねの The BOOKSのライブ。中古マーケットで見つけた古いフィルムや、ワシントンの国立公文書館アーカイブ等からパブリックドメインになっている映像をサンプリングして、それにチェロやギターといった生楽器を乗せていく、程々に実験精神とポップスのイディオムが混ざった刺激的で興味深いコンサート。しかし今回はリンクだらけ、みなさんちゃんと元のところにに戻って来て下さいね。
2006年02月10日
ようこあらわる

トリノオリンピックの開会式を見ていたらスピーチはYOKO。「海外で最も有名な日本人は誰?」と聞くと、答えはやはりこの人のようです。
2006年02月09日
シュトゥットガルトの娘

ドイツのシュトゥットガルトからインターンでやってきたスザンナ。僕のオフィスではみんなでランチをいっしょに食べるのですが、彼女がとにかく食う食う、テーブルや椅子もそろそろ無くなるでしょう。カワイイ顔してオバQ並の胃袋の持ち主。すでにゲルマン民族の特徴的な四角いお尻になってます。ちなみに彼女のお父さんはプロテニスプレイヤーだそうだ。そういう人が普通にいるのって、ヨーロッパ的だと思いませんか?あ、でも日本でもお父さんが相撲取りなんて滅多にいないか。(独り言)
2006年02月08日
2006年02月06日
光増量中

欧州の冬の暗さは本当にきついという話、聞いたことありますよね。特に2月を乗り切るのに、みなさん様々な工夫をしているようです。例えば毎日電球を10分間見続けると「鬱」になりにくいとか。シリアスな理由で利用する日焼けサロンなんかもちょくちょく見かけます。
最近ほんとに少しづつだけど光の量が増えてきた感じ。
2006年02月04日
すしコム

土曜日の午後、Moniさんと妻が寿司レッスン。
彼女はバングラディッシュ人で、僕の同僚のBob van Dijkさんのパートナー。
キュートな3歳坊やのゾナ君(:太陽の意)はおおはしゃぎ、子供はほんと天真爛漫。
それにしてもハーフは犬でも何でもかわいいなー。
(いっしょにしてすみませんが、、。)
タイトルが新規参入の通信事業会社みたいだ。
2006年02月03日
Frank's Wild Years

寒い欧州の冬、僕はいつも大きなヘッドフォンを耳当て代わりにして歩いています。丁度夕暮れ時の景色にシンクロしたのはなつかしいTom Waitsのトラック、というかこの曲はポエトリーリーディング(詩の朗読)か。放火した家の燃える様を眺めるとか、あのうるさい犬には我慢ならないとか、歌詞の持つさりげない異常性と場末感。バックのRonnie Barronのオルガンの「スコッ」と抜ける感じもまたたまらない。
Well Frank settled down in the Valley
and hung his wild years
on a nail that he drove through
his wife's forehead
he sold used office furniture
out there on San Fernando Road
and assumed a $30,000 loan
at 15 1/4 % and put down payment
on a little two bedroom place
his wife was a spent piece of used jet trash
made good bloody marys
kept her mouth shut most of the time
had a little Chihuahua named Carlos
that had some kind of skin disease
and was totally blind. They had a
thoroughly modern kitchen
self-cleaning oven (the whole bit)
Frank drove a little sedan
they were so happy
One night Frank was on his way home
from work, stopped at the liquor store,
picked up a couple Mickey's Big Mouths
drank 'em in the car on his way
to the Shell station, he got a gallon of
gas in a can, drove home, doused
everything in the house, torched it,
parked across the street, laughing,
watching it burn, all Halloween
orange and chimney red then
Frank put on a top forty station
got on the Hollywood Freeway
headed north
Never could stand that dog
17の時はじめて聞いたアルバムRain Dogsに触れた時の衝撃、もしかすると今だに鼓膜の奥を震わせ続けているのかも知れません。
2006年02月02日
指先で感じるデザイン

オフィスのプロモーションアイテムデザインを依頼され、試作の日々。簡単な話、ポートフォリオです。そのコンセプトはプロジェクトを傾向別にソートし、それをクライアントタイプに応じてカード状のホルダーに入れるというもの。ウェブデザイン全盛のこの時代、この手の質感のある仕事が逆説的に求められている。モニターの設計図と実際の紙とを行ったり来たり、脳と手と紙をシンクロさせて格闘してます。特にこの種の仕事は、実際に手と紙を使って3次元で実験しないと何も産まれません。
プロジェクトを通じて自分に課したテーマは、
1.ノリの使用は不可
2.複雑すぎない構造
3.リフィルと封筒の2つの機能を持たせる
別の言い方をすると折る曲げるだけの構造で、シンプルにスマートに見せる。(魅せる!)こと。
これが結構たいへん、特に3.のハードルが非常に高い。
同僚に「オー!オリガミマジック!」だとか、「ジーニアスジャパニーズ!!」とかおだてられて、やっとこ木に登ってます。常日頃「良質なデザイン」を看板にしているデザイン事務所にとって、このたぐいの仕事はその美意識を社会に示さなければならないので神経を使います。
ポキポキー(ストレッチの音)


